鳩被害に困ったら
ホテルの鳩対策|客室ベランダ・出窓・庇裏の糞害を止める方法と宿泊営業への配慮
ホテル・宿泊施設の管理担当者向け

ホテルの鳩対策|客室ベランダ・出窓・庇裏の糞害を止める方法と宿泊営業への配慮

鳩駆除累計5,000件以上の鳩対策ソリューションズ(サンクトラストジャパン)が、場所ごとの原因・初動・工法・再発防止を解説

マンション・ホテル・ビル・商業施設・工場・倉庫の鳥害対策のプロが解説 現地調査・お見積もりは無料
📌 FIRST ANSWER — ホテルの鳩対策

ホテルの鳩対策では、糞が落ちている1か所だけでなく、客室ベランダ・出窓・庇裏・室外機置き場・屋上設備を一体として確認することが重要です。

鳩は安全な止まり場が残っていると、同じ建物の別の客室側へ移ることがあります。ホテルは宿泊客が滞在する施設であるため、施工音や作業時間帯への配慮、客室の稼働状況に合わせた工程設計が欠かせません。客室内から作業する必要がある箇所もあるため、フロア単位・客室単位で区切った段階施工が現実的な進め方になります。

ホテルの鳩対策は「1か所だけ塞がない」が基本

特定の客室から「ベランダに鳩がいる」という報告が上がると、その客室だけを対策したくなります。しかし、鳩が実際に長時間滞在している場所は、上階の庇裏、隣接する客室の出窓、屋上の設備架台、室外機置き場など、別の場所にあることがあります。

鳩は建物内の安全な止まり場を移動する

鳩にとって重要なのは「安全に休める」「雨風を避けられる」「人に追われにくい」といった条件です。ひとつの止まり場を塞いでも、同じ条件を満たす場所が近くに残っていれば、移動して定着する可能性があります。ホテルは同じ形状の客室が縦横に連続しているため、1室だけ対策しても隣室や上下階へ移るだけになりやすい構造です。

発見場所と発生源が同じとは限らない

客室ベランダの床面や手すりの糞は「結果」であり、真上にある庇の裏、上階のベランダ、外壁の意匠突起が「止まり場」になっている場合があります。現地調査では、糞が落ちている客室だけでなく、その上部と周辺の移動経路まで確認することが重要です。

屋上から低層階まで一体で調査する

CHECK1

屋上・塔屋・最上階の庇

群れの待機場所、設備架台、パラペット上端、最上階の装飾部を確認します。

CHECK2

客室ベランダ・出窓・外壁

ベランダの手すり、出窓の上端と下端、外壁の帯状の意匠突起を確認します。

CHECK3

室外機置き場・庇裏・エントランス

室外機の上、庇の裏、エントランス上部など、来館者動線への糞落下につながる位置を確認します。

🔎 総合的なホテルの鳩対策を確認したい方へ

施設全体の原因・被害段階・対策の考え方は、ホテルの鳩対策を原因から確認するをご覧ください。本記事では場所別の対策と客室稼働を止めない進め方に絞って解説します。

鳩がホテルを選ぶ4つの理由

1. 出窓・庇・ベランダが自然界の岩場に似ている

外壁から張り出した出窓の上端、庇の裏、ベランダの手すりは、鳩が周囲を見渡しながら休める場所になりやすい形状です。ホテルは同じ形状の張り出しが縦横に規則的に並ぶため、一度気に入られると複数の客室で同時に被害が出ることがあります。

2. 客室が空いている時間帯は人の気配がない

客室のベランダは、宿泊客がチェックインするまでの日中、ほとんど人が出入りしません。カーテンが閉まった状態が続く客室のベランダは、鳩にとって安心して過ごせる空間になりやすい環境です。長期休館中や改装中のフロアでは、さらに定着が進みやすくなります。

3. 高層階ほど外敵が少なく安全

「高層階だから鳩は来ない」と思われがちですが、実際には高層階ほど猫などの外敵が近づかず、人の往来も少ないため、鳩にとって好条件になります。最上階の装飾部や屋上まわりは特に狙われやすい場所です。

4. 周辺に餌場・水場がある

近隣の飲食店、ごみ集積所、駅前広場での餌やりなどで餌を確保できると、ホテルの外壁や屋上が休憩・待機場所として利用されることがあります。建物内だけを見ず、周辺環境も含めて原因を整理します。

ホテルで鳩被害が起きやすい場所

場所 起きやすい状況 施工設計での注意点
客室ベランダ・手すり 手すりや床に糞が溜まり、宿泊客が窓を開けた際に直接目に入ります。 客室内からの作業が必要な場合の養生、窓の開閉、眺望への影響を考慮します。
出窓・外壁の張り出し部 出窓の上端が止まり場となり、外壁を伝って糞が流れ落ちます。 外観・意匠、客室からの眺望、防水層を妨げない固定方法が必要です。
庇裏・最上階の装飾部 雨をしのげるため営巣に進みやすく、下階への糞落下につながります。 高所作業車やロープアクセスの手配、外観への配慮が必要です。
室外機置き場・屋上設備 室外機の上や設備の陰が止まり場・営巣場所となります。 機器の吸排気、点検動線、防水層と干渉しない設計が必要です。

併設する宴会場・商業テナントの被害とのつながり

宴会場やレストラン、商業テナントを併設するホテルでは、客室側に定着した鳩がそれらのエリアへ移動することもあります。商業エリア側の対策については、商業施設の鳩対策と場所別の工法で詳しく解説しています。

📷 複数の客室・フロアに被害が出ている場合

被害写真と客室番号・方角を合わせて確認することが重要です。フロア・客室番号・方角・時間帯・外観の全景写真があると、現地調査前の状況整理がスムーズです。

ホテルの被害写真を送って相談する → / ホテル・ビルの施工事例を見る →

鳩を放置するとホテルで何が起きるか

ホテルの鳩被害は、単に「見た目が悪い」という問題だけではありません。宿泊客が直接目にする場所での被害は、口コミ評価や客室稼働に影響する可能性があります。

  • 宿泊客からの苦情・口コミへの影響:客室ベランダの糞や鳴き声は、宿泊体験に直結します。口コミサイトへの投稿につながると、長期的な集客に影響する可能性があります。
  • 客室の販売停止:被害が深刻な客室は清掃が追いつかず、販売を止めざるを得なくなることがあります。
  • 清掃スタッフの負担増加:通常の客室清掃に加えてベランダの糞清掃が必要になり、清掃時間と人員の負担が増えます。
  • 外壁・設備の汚損:出窓や外壁を伝って糞が流れ落ちると外観が損なわれ、金属部の腐食につながることがあります。
  • 衛生面の注意:乾燥した糞を大量に清掃する場合は、粉じんを吸い込まないよう適切な保護具と清掃方法が必要です。
  • 管理コスト:清掃だけを繰り返して止まり場を残すと、再清掃が続くことがあります。
⚠️ 放置期間が長いほど、対策範囲が広がることがあります

当社の現場感では、長期間放置した結果、清掃だけでなく外壁・設備の補修まで必要になり、初期対応時より費用が数倍になるケースもあります。ただし、増加幅は建物・被害範囲・補修内容によって大きく異なります。

施設管理担当者・客室清掃スタッフができる初期対策

被害場所・鳩の数・時間帯を写真で記録する

記録項目 記録する内容
日時 早朝・清掃時間帯・夕方。可能であれば同じ客室を複数回確認します。
場所 フロア、客室番号、方角、ベランダ・出窓・庇裏など具体的に記録します。
状態 飛来、休憩、夜間滞在、巣材、卵・ヒナの有無を記録します。
糞 範囲、量、清掃に要した時間、清掃後に再発したかを記録します。
写真 外観の全景、被害の寄り、鳩が止まっている位置の3種類があると整理しやすくなります。

客室清掃時のチェック項目に加える

客室清掃のチェックリストに「ベランダ・窓まわりの糞の有無」を加えると、被害の早期発見と記録の蓄積につながります。清掃スタッフからの報告ルートを明確にしておくことで、深刻化する前に対応しやすくなります。

餌・水・隠れ場所を減らす

屋上や設備置き場の水たまり、排水の滞留は可能な範囲で原因を確認します。ベランダに放置された備品や、長期間使用していない客室の状況も、隠れ場所になっていないか確認します。

被害客室の販売を一時的に調整する

糞の量が多く清掃が追いつかない客室は、対策が完了するまで販売を控えることも検討します。宿泊客が不快な状態で滞在されるより、口コミへの影響を抑えられる場合があります。

スタッフだけで行わないケースを決める

  • 庇裏・屋上・外壁など高所作業が必要
  • ベランダの外側へ身を乗り出す必要がある
  • 大量の糞が堆積している
  • 複数フロア・複数客室へ広がっている
  • 巣材、卵、ヒナが確認されている
  • 既存のネット・スパイク施工後に再発している

ホテルでよく検討される対策の効果と限界

対策 向く段階 ホテルでの利点 限界・注意点
客室清掃時の巡回・清掃 初期 日常業務の中で早期発見できる 定着後は清掃だけで解決しにくい
忌避剤 初期・暫定 小範囲に使える場合がある 臭い、雨、持続期間、宿泊客への配慮が必要
反射材・模型 初期・補助 比較的導入しやすい 慣れ、落下、客室からの眺望と外観上の問題がある
音による追い払い 原則不向き — 宿泊客の睡眠を妨げる可能性があり、ホテルでは採用しにくい
テグス・簡易スパイク 狭い止まり場 条件が合えば着地を妨げられる 隙間・脱落・落下による下階への影響に注意
ベランダの物理的封鎖 定着後 効果が長く続く 眺望や採光、避難経路との関係を確認する必要がある
⚠️ ホテルでは「宿泊体験を損なわないこと」が判断軸になります

音による追い払いは宿泊客の睡眠に影響する可能性があり、反射材は客室からの眺望を損ねます。ホテルでは、効果だけでなく宿泊客が滞在中に不快に感じないかという観点から工法を選ぶ必要があります。

📘 鳩よけ方法を比較したい方へ

忌避剤、スパイク、ネットなどの特徴は、鳩よけ方法の効果と限界を比較するでも整理しています。

自力対応と専門業者へ相談する境界線

自力対応を検討できるケース

  • 飛来し始めた初期段階
  • ベランダ内側など安全に作業できる位置
  • 卵・ヒナがない
  • 被害が1〜2室で軽微
  • 宿泊客の滞在に影響しない範囲である

専門調査が必要なケース

  • 夜間も鳩が滞在している
  • 複数フロア・複数客室へ広がっている
  • 庇裏・屋上・外壁など高所に止まり場がある
  • 巣材、卵、ヒナがある
  • 大量の糞や悪臭がある
  • 宿泊客からの苦情や口コミが出ている
  • 既存ネット・スパイク施工後に再発した

ホテルを部分施工すると再発しやすい理由

部分施工だけの場合 建物全体を調査した場合
苦情が出た客室だけを見る 屋上から低層階まで止まり場と移動経路を確認する
隣室や上下階へ鳩が移動する可能性が残る 移動先になりそうな客室も施工優先度を決める
再び別客室からの苦情が発生しやすい フロア単位・面単位でまとめて施工し再発を抑える

場所別に選ぶホテルの防鳥工法

防鳥工法は「どの製品が一番強いか」ではなく、鳩がどこに、どのように止まっているかで選びます。当社の施工手法割合の目安では、防鳥ネットが約7割、電気ショックが約2割、スパイクが約1割です。ホテルでは外観と宿泊客の眺望への影響も判断材料になるため、建物条件によって最適な組み合わせは変わります。

場所 第一候補 補助候補 設計上の注意
出窓・外壁の張り出し部 スパイク ワイヤー 外観、客室からの眺望、防水層
客室ベランダ・手すり ネット、スパイク ワイヤー 窓の開閉、眺望、避難経路、客室内作業の養生
庇裏・最上階の装飾部 ネット、スパイク ワイヤー 高所作業車・ロープアクセスの手配、外観
室外機置き場・屋上設備 ネット、スパイク 電気ショック 機器の吸排気、点検動線、防水層

スパイク

出窓の上端や外壁の帯状の張り出しなど、幅の狭い止まり場への着地を妨げる工法です。ホテルの外壁面では最も採用されやすい工法で、遠目には目立たず外観への影響を抑えられます。設置範囲に隙間が残ると別の位置へずれるだけになるため、張り出し部の全長をカバーする施工範囲の設計が重要です。

ホテル外壁の出窓上端に設置した防鳥スパイク。連続する出窓の張り出し部をすべてカバーした施工例

▲ 連続する出窓の上端へのスパイク施工。1室だけでなく同一面の全客室をまとめて施工し、隣室への移動を防ぐ

ホテルの室外機置き場に設置した防鳥ネットとスパイク。手すり上端にスパイク、開口部にネットを組み合わせた施工例

▲ 室外機置き場への施工。手すり上端はスパイク、開口部はネットと、止まり方に応じて工法を組み合わせる

左の写真は、外壁に連続して並ぶ出窓の上端へスパイクを設置した例です。ホテルは同じ形状の出窓が縦横に規則的に並ぶため、1室だけ施工しても鳩が隣室や上下階へ移るだけになります。そのため同一面の全客室をまとめて施工することで、面全体から止まり場をなくしています。

右の写真は、室外機置き場への施工です。手すりの上端は幅が狭いためスパイク、室外機の上部に鳩が入り込む開口部にはネットと、同じ場所でも止まり方に応じて工法を使い分けています。室外機の吸排気を妨げず、点検時に開閉できる構造にしている点も、設備側への配慮として重要です。

防鳥ネット

鳩が侵入する空間を物理的に遮断する工法です。客室ベランダ全体、室外機置き場、屋上の設備エリアなど、面として侵入を止めたい場所で検討されます。客室ベランダでは、宿泊客の眺望や採光、避難経路との関係を確認したうえで設置範囲を決めます。

ワイヤー

ほとんど目立たないため、外観を最優先したい意匠面で選択肢になります。ただし設置には支柱の固定が必要で、たるみが出ると効果が下がるため、定期的な点検が前提になります。

清掃・消毒と侵入防止を分けて考える

糞清掃は現在の汚れを取り除く作業、防鳥施工は今後の侵入・滞在を減らすための作業です。清掃だけ、防鳥施工だけ、と分けて考えず、必要な範囲を見積書で確認してください。

💰 料金は施工面積・高所条件・工法で変わります

ホテルの防鳥施工は客室数や施工する面数によって範囲が大きく変わり、ロープアクセスや高所作業車の使用有無でも見積もりが変動します。詳しい相場は鳩対策の費用相場と見積もり内訳をご確認ください。

法律・宿泊営業・安全管理で確認すること

鳥・卵・ヒナを個人判断で捕獲・移動しない

鳥獣保護管理法では、鳥獣や鳥類の卵の捕獲・殺傷・採取は原則として禁止されています。巣に卵やヒナがいる場合は、自己判断で撤去せず、必要な手続きや対応方法を確認してください。詳しくは鳩の巣・卵・ヒナを見つけたときの対応をご覧ください。

避難経路・防火設備を妨げない

客室ベランダが避難経路として指定されている場合、ネットや固定金具が避難動線を妨げないよう設計する必要があります。避難ハッチや隔て板の位置を確認し、緊急時に使用できる状態を維持することが前提です。

客室内から作業する場合の管理を決める

出窓やベランダの施工で客室内から作業する必要がある場合、入室の手続き、貴重品の扱い、寝具や床の養生方法を事前に取り決めます。清掃部門・フロントとの連携も必要になります。

宿泊客への告知範囲を決める

施工音や高所作業車の設置が宿泊客の目に触れる場合、フロントでの案内や客室への掲示を検討します。事前に告知しておくことで、問い合わせやクレームを抑えやすくなります。

外観・意匠への影響を確認する

ホテルの外観は集客に直結する要素です。景観条例の対象地域や、ブランド基準で外観の変更に制限がある場合は、事前に確認したうえで工法を選定します。

🏢 管理区分・費用負担が判断しにくい場合

ホテルは所有と運営が分かれている場合があり、建物の外装や設備に関する費用負担の考え方が異なります。「どこまでが運営側の負担か」「オーナーへの確認が必要か」が判断しにくい場合は、現地調査の際に施設の状況をふまえて整理のお手伝いをいたします。

管理区分・費用負担の整理から相談する →

客室稼働を止めずに施工する進め方

ホテルの鳩対策で最も多くいただくご相談が「客室の販売を止められない」というご事情です。外壁面からの施工であれば客室に立ち入る必要がないため、稼働への影響を抑えながら進められるケースが多くあります。

ホテル外壁でのロープアクセス作業。作業員がロープで降下しながら外壁の張り出し部へ施工する様子

▲ ロープアクセスによる外壁施工。足場を組まずに済むため、客室の販売を止めずに進められる

ホテル最上階の装飾部でロープアクセスにより2名体制で施工している様子

▲ 最上階の装飾部・庇まわりへの施工。屋上からロープを設置し、上下2名体制で安全を確保しながら作業

ホテルの外壁施工では、足場を組むと客室からの眺望が遮られ、工期も長くなります。上の写真のようにロープアクセスで施工することで、足場を組まずに外壁の各所へアクセスでき、客室の販売を止めずに進められます。屋上からロープを設置し、上部と降下側の2名体制で安全を確保しながら作業を進めます。

高所作業車で庇裏へ施工している様子。外壁には鳩の糞が流れ落ちた跡が残っている

▲ 高所作業車による庇裏の施工。外壁に残る糞の流れ跡から、庇裏が長期間の止まり場になっていたことがわかる

上の写真は、高所作業車を使って庇の裏側へ施工している場面です。外壁に糞が流れ落ちた跡がはっきり残っており、庇裏が長期間にわたって止まり場として使われていたことがわかります。このように糞の跡は「どこが本当の止まり場か」を示す重要な手がかりになります。高所作業車を使う場合は、設置スペースと車両動線の確保が必要になるため、駐車場の運用状況とあわせて計画します。

ホテル客室内から出窓部分へ施工する作業。ベッドに養生を敷き、窓を開けて作業している様子

▲ 客室内からの施工。ベッドと床に養生を敷き、工具の落下と汚損を防ぎながら作業

施工対象となったホテルの外観全景。最上階に装飾部があり、各階にベランダが連続する建物

▲ 施工対象建物の外観。最上階の装飾部、各階のベランダ、外壁の張り出し部が止まり場の候補になる

外壁側からアクセスできない出窓の内側などは、客室内から作業する場合があります。左の写真のようにベッドと床に養生を敷き、工具の落下と寝具の汚損を防いだうえで作業します。客室内での作業は1室あたりの所要時間が短いため、チェックアウト後からチェックイン前までの時間帯に、空室となったフロアから順に進める段階施工が現実的です。

右の写真は施工対象となった建物の外観です。最上階の装飾部、各階のベランダ、外壁の張り出し部と、鳩の止まり場になり得る箇所が縦方向に連続しています。現地調査ではこのように建物全体を見て、どの高さのどの面から優先的に施工するかを設計します。

STEP1

客室稼働状況を共有する

稼働率の高い時期、団体予約の予定、改装や長期休館の予定を事前に共有します。

STEP2

外壁施工と客室内作業を切り分ける

外壁側から施工できる範囲はロープアクセスや高所作業車で、客室内作業が必要な範囲は空室フロア単位で、と工程を分けます。

STEP3

養生・入室手続き・告知範囲を決める

客室内作業の養生方法、入室の手続き、宿泊客への告知方法、資機材の搬入経路を確認します。

STEP4

完了確認と書類を受け取る

施工前後写真、完了報告書、清掃記録を受け取り、オーナー・本部報告用資料として保管します。

⚠️ 客室内作業は1室ごとの時間管理が重要です

客室内からの作業は、チェックアウト後からチェックイン前までの限られた時間で完了させる必要があります。1室あたりの作業時間を事前に把握し、清掃部門のスケジュールと重ならないよう調整することで、客室の販売を止めずに進められます。

🔧 宿泊客告知・オーナー報告の資料作成にも対応します

宿泊客向けの施工告知文、フロント掲示物、オーナー・本部への報告資料の作成をお手伝いします。図面、客室稼働状況、被害写真があると確認ポイントを整理しやすくなります。

客室稼働状況とあわせて相談する →

ホテルの鳩対策業者を選ぶ7つの確認項目

  1. 屋上から低層階まで建物全体を確認するか
  2. 被害場所と止まり場を図面・写真で示すか
  3. 清掃と侵入防止の範囲が分かれているか
  4. 客室稼働を止めない工程を提案できるか
  5. 外観・眺望・避難経路へ配慮しているか
  6. 客室内作業時の養生と入室手続きを明示するか
  7. 保証対象・免責・点検条件が書面で明確か

見積金額だけで比較すると、施工範囲・清掃範囲・高所費用・報告書・保証条件が異なることがあります。各社の「何を、どこまで行う見積もりなのか」を揃えて比較してください。

✅ 現地調査から施工までの流れ

業者へ依頼した後の進み方は、現地調査から施工完了までの流れをご確認ください。

ホテル・宿泊施設の鳩対策事例

鳩対策ソリューションズ(サンクトラストジャパン)では、ホテル・宿泊施設を含む建物の鳩対策を行っています。実際の被害状況、採用工法、施工の進め方は事例ページでご確認いただけます。

📷 ホテル・宿泊施設の施工事例

客室ベランダや出窓、庇裏の糞害への対応から、スパイク・ネットによる封鎖までの実際の事例を掲載しています。施工範囲、採用工法、宿泊客への配慮、施工前後の状況をご確認いただけます。

ホテルの鳩対策施工事例を見る →

※工期・人数・詳細な施工範囲などは、公開済みの事例ページまたは社内で確認できる事実のみを掲載し、未確認の数値は本記事では記載していません。

よくある質問

Q. 客室の販売を止めずに施工できますか?

外壁側から施工できる範囲であれば、ロープアクセスや高所作業車を使い、客室に立ち入らずに進められます。客室内からの作業が必要な箇所については、空室となったフロアから順に、チェックアウト後からチェックイン前の時間帯で施工します。稼働状況を確認したうえで工程を設計します。

Q. 足場を組む必要はありますか?

多くの現場ではロープアクセスや高所作業車で対応できるため、足場を組まずに施工できます。足場を組むと客室からの眺望が遮られ、工期と費用も増えるため、現地の条件を確認したうえで最適な方法をご提案します。

Q. 客室内で作業する場合、寝具が汚れませんか?

ベッドと床に専用の養生を敷いたうえで作業します。工具の落下防止措置も行い、作業後は養生を撤去して原状を確認します。入室の手続きや立ち会いの要否については、事前に取り決めさせていただきます。

Q. 施工中、宿泊客から問い合わせが来ないか心配です。

高所作業車やロープ作業は宿泊客の目に触れるため、事前の告知をおすすめしています。フロント掲示用・客室掲示用の告知文の作成をお手伝いしますので、問い合わせの抑制にご活用ください。

Q. スパイクはホテルの外観を損ねませんか?

スパイクは細い金属製で、遠目にはほとんど目立ちません。写真のように出窓の上端へ設置しても、建物の意匠を大きく損なうことはありません。景観条例やブランド基準で制限がある場合は、事前にご確認いただいたうえで工法を選定します。

Q. 1室だけ被害が出ています。その客室だけ対策すれば十分ですか?

ホテルは同じ形状の出窓やベランダが縦横に連続しているため、1室だけ施工すると鳩が隣室や上下階へ移るだけになることが多くあります。同一面の全客室、またはフロア単位でまとめて施工することをおすすめします。

Q. 卵やヒナがいる巣は撤去できますか?

鳥獣保護管理法との関係があるため、個人判断で捕獲・移動・撤去を行わず、必要な手続きや対応を確認してください。鳩の巣・卵・ヒナを見つけたときの対応もご参照ください。

まとめ|ホテルは面単位・フロア単位で対策する

📋 ホテルの鳩対策 5つのポイント

  1. 客室ベランダ・出窓・庇裏・室外機置き場を一体で確認する:苦情が出た客室だけでなく、鳩が実際に止まる位置と移動経路を確認します。
  2. 1室だけの施工は隣室への移動を招く:同じ形状の出窓やベランダが連続するため、同一面の全客室またはフロア単位でまとめて施工します。
  3. 宿泊体験を損なわない工法を選ぶ:音による追い払いは睡眠を妨げ、反射材は眺望を損ねます。外観と眺望への影響を判断軸に加えます。
  4. ロープアクセスで客室稼働を止めずに施工する:足場を組まずに外壁へアクセスでき、販売を止めずに進められます。
  5. 客室内作業は時間管理と養生が前提:チェックアウト後からチェックイン前の時間帯に、養生を徹底したうえで1室ずつ進めます。

ホテルの鳩対策の総合情報は、ホテルの鳩対策を原因から確認するも合わせてご覧ください。

鳩駆除累計5,000件以上

客室の販売を止めずに、
ホテルの鳩被害を解決します

客室ベランダ・出窓・庇裏・室外機置き場など、建物全体の止まり場を確認し、場所ごとに施工方法を整理します。
ロープアクセスによる外壁施工、客室内作業の養生、宿泊客への告知資料の作成にも対応しています。

ホテルの現地調査を相談する →
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この記事を監修しました

私がこの記事を監修しました

吉田 一夫(よしだ かずお)

防鳥施工責任者 / 認定マイスター

【経歴・実績】
鳥害対策施工歴: 16年
施工物件数: 累計2,000件以上
保有資格等: 職長安全衛生責任者、高所作業車運転技能講習修了
【ご挨拶】
工場やマンションなど、法人・施設管理者様を悩ませる深刻な鳩被害(鳥害)を根本から解決いたします。
16年間、2,000件を超える現場で培ったノウハウをもとに、防鳥ネットや電気ショック、剣山(スパイク)など、施設の構造と被害状況に合わせた最適な工法をご提案します。
足場を組まない「ロープ作業(無足場工法)」にも対応しており、コストや工期を抑えた高所作業も得意としております。終わらない鳥害にお悩みの担当者様は、まずはお気軽にご相談ください。

どんな場所でも鳩被害を徹底解決します