東京都新宿区四谷
Dビルの鳩対策施工事例
ロープアクセスによる壁面・窓水切りへの防鳥ネット50mm+スパイク設置施工
施工概要
| 施工先 | Dビル(東京都新宿区四谷) |
| 建物タイプ | ビル |
| 対象鳥 | 鳩 |
| 被害内容 | ビル間の凹み部分・ダクト・換気扇への鳩の飛来・営巣による糞害 |
| 施工範囲 | 壁面・窓水切り |
| 施工内容 | 壁面:防鳥ネット50mm施工 窓水切り:スパイク設置 |
| 使用足場 | ロープアクセス(特殊高所作業) |
| 作業日数 | 3日間 |
| 作業人数 | 延べ10名(4名×2日+2名×1日) |
| 作業時間 | 9:00〜17:00 |
本施工は、足場の設置が困難な都市部の密集したビル壁面に対して、ロープアクセス(特殊高所作業)を採用しました。ビル屋上からロープで降下しながら壁面各所に直接アクセスする工法で、仮設足場の設置・撤去が不要なため、施工コストの削減・工期の短縮・周辺への影響の最小化を同時に実現できます。
ご依頼の背景
東京都新宿区四谷に所在するDビルでは、隣接するビルとの間に生まれた狭い空間と、外壁に設置されたダクト・換気扇周辺が鳩の格好の営巣・止まり場となっており、長期にわたって糞害が続いていました。各フロアの窓水切り(窓下の庇状の突起部分)にも鳩が列をなして止まり、窓ガラス・外壁・下階の窓への糞汚染が慢性化していました。
都市部の密集したビル環境では、隣接する建物との間隔が狭く、通常の仮設足場を組むことが物理的・費用的に難しいケースが少なくありません。ご担当者様より「足場を組まずに施工できる方法はないか」とご相談をいただき、弊社のロープアクセス専門チームによる壁面施工プランをご提案。ビルオーナー様・テナント様へのご負担を最小限に抑える形で、3日間での施工完了が実現しました。
- ビル間の狭い空間・ダクト・換気扇周辺に鳩が定着・営巣し、糞害が慢性化
- 各フロアの窓水切りに鳩が止まり、外壁・窓ガラスへの糞汚染が全フロアで発生
- 隣接ビルとの間隔が狭く、通常の仮設足場を組むことが困難な環境だった
- テナント様が入居中のため、施工による建物内外への影響を最小限にしたいご意向があった
- 外観への影響を抑えながら確実に鳩を排除できる工法を求めていた
被害状況
現地調査では、ビル間の凹み部分・ダクト周辺・各フロアの窓水切りにわたって鳩による被害が確認されました。特に隣棟との間の狭い空間は外部から見えにくく、糞の堆積が進行していた箇所もありました。
ビル間の凹み・ダクト・換気扇周辺への営巣と糞堆積
隣接ビルとの間に生まれた凹み空間・外壁ダクト周辺・換気扇の縁は、外敵から身を守れる安全な場所として鳩が好んで営巣します。Dビルでも同様の箇所に鳩が巣を作り、巣材・羽毛・大量の糞が堆積していました。こうした見えにくい場所の糞害は、腐食・悪臭・害虫発生につながるリスクをはらんでいます。
各フロア窓水切りへの止まりと外壁・窓ガラスへの糞汚染
各フロアの窓水切り(窓下の突起部分)は鳩が列をなして止まれる幅があり、格好の止まり場となっていました。窓水切りから落下する糞が外壁パネル・窓ガラスを汚染し、ビル全体の外観を損なっていました。テナント様の窓に糞がつく状態が続いており、入居者様からの苦情対応も発生していました。
通行人・来訪者への糞落下リスク
ビル外壁から落下した糞が歩道・エントランス周辺に散乱するケースもあり、通行人の皆様や来訪者の方々へのリスクも生じていました。都市部の商業ビルとして、外観の清潔感とともに、周辺環境への配慮も早期対処の重要な理由となっていました。
施工写真
ロープアクセスによる壁面降下・ネット施工
屋上に設置したアンカーポイントからロープで降下し、壁面に直接アクセスしながら防鳥ネット50mmの固定金具打ち込みとネット張設を行いました。作業員はフルハーネス型安全帯を着用し、2本のロープ(メインロープ+セーフティロープ)による二重の安全体制で施工を実施。四谷の幹線道路に面したビルの高所で、通行人の皆様への安全にも最大限配慮しながら作業を進めました。
▲ 屋上アンカーからロープで降下しながら壁面に固定金具を取り付け。フルハーネスで二重の安全体制
▲ 壁面に体を預けながらネットの位置を微調整しつつ固定。隙間が生まれないよう精密に施工
▲ 高所での作業全景。ロープに吊られた作業員がビル壁面を移動しながら施工エリアを順次展開
▲ 地上から見上げた施工の様子。仮設足場なしで壁面全域にアクセスできるロープアクセスの利点が伝わる
ビル間の狭い空間・凹み部分への施工
隣接ビルとの間の狭い空間への施工は、通常の仮設足場では対応できない難所です。ロープアクセスは作業員が自分の体一つで壁面を移動できるため、ビル間のわずかな隙間にも進入して施工することができます。鳩が営巣していた凹み部分・ダクト周辺への防鳥ネット固定も、ロープアクセスならではの機動性で対応しました。
▲ 隣接ビルとの隙間にロープアクセスで進入してネットを固定。通常の足場では対応できない難所への施工
▲ ビル間空間の上部から見た施工済みネット。凹み部分の開口をネットで確実に封鎖した状態
壁面・パラペット周辺のネット固定完了状態
壁面への防鳥ネット50mmの張設が完了した状態です。黒色の防鳥ネットが専用アンカー(黒色のキャップ)で等間隔に固定されており、外壁の意匠に配慮しながらも確実な固定強度を確保しています。ネット色は外壁の色調に合わせて選定することで、施工後のビルの外観への影響を最小限に抑えています。
▲ パラペット・壁面際のネット固定完了状態。黒色アンカーで等間隔に固定し、ネットの弛みなし
▲ 隣接ビルとの間の壁面全体へのネット張設完了。鳩が侵入できる隙間をすべて封鎖
窓水切りへのスパイク設置完了
各フロアの窓水切りへのスパイク設置が完了した状態です。窓水切りの幅全体に2列のステンレス製スパイクがシリコン接着剤で確実に固定されており、鳩が止まることを物理的に防ぎます。ステンレス製スパイクは耐候性・耐久性に優れており、都市部のビル環境でも長期にわたって効果を維持します。スパイクは鳩を傷つけることなく「止まれない」と学習させる忌避工法で、鳥獣保護管理法上も適法な工法です。
▲ 窓水切りへのスパイク設置完了。2列のステンレス製スパイクで鳩の止まりを物理的に防止
▲ 壁面全体へのネット張設作業の様子。ロープアクセスで壁面を移動しながら確実に固定
ビル全体施工の俯瞰
ビル全体の施工状況を俯瞰した写真です。各フロアの窓水切りに列状に設置されたスパイクが一望できます。施工前は鳩が列をなして止まっていた窓水切りが、スパイクによって完全に保護された状態です。外観への影響を抑えながら、ビル全体の鳩の止まり場を体系的に封鎖しました。
▲ ビル全体施工の俯瞰。各フロア窓水切りへのスパイク設置が一望でき、施工の体系的な網羅性が確認できる
施工内容・工夫したポイント
壁面への防鳥ネット50mm施工
ビル間の凹み部分・ダクト・換気扇周辺の壁面全体に防鳥ネット50mmを張設しました。専用アンカーを外壁に打ち込み、ネットを外壁面に密着させる形で固定することで、鳩が侵入できる隙間をすべて封鎖しています。黒色ネットを採用することで、外壁の白い壁面に対しても目立ちにくい仕上がりとなっています。
窓水切りへのスパイク設置
各フロアの窓水切りにはステンレス製の防鳥スパイクを2列で設置しました。スパイクは専用のシリコン系接着剤で固定し、都市環境での風雨・紫外線にも耐える長期的な固定強度を確保しています。窓水切りの端部から端部まで隙間なく設置することで、「一部だけ空いている」という状況を防ぎ、スパイクを乗り越えた定着を防止しています。
ロープアクセスによる仮設足場不要の高所施工
本施工の最大の特徴は、ロープアクセス(特殊高所作業)による仮設足場を一切使用しない施工です。屋上アンカーからロープで降下しながら壁面各所に直接アクセスすることで、以下のメリットを実現しました。
- 仮設足場の設置・撤去コストがゼロ
- 足場設置に伴う歩道・道路の占有が不要で、周辺への影響が最小限
- 隣接ビルとの隙間など、足場が入れない難所にもアクセス可能
- 3日間という短期間での施工完了
- ロープアクセスで仮設足場不要——足場設置コスト・期間・周辺影響をゼロに。都市部の密集環境に最適
- 工法の使い分けで最適効果——壁面凹み部分はネット50mm、窓水切りはスパイク。場所ごとに最も効果的な工法を選定
- ビル全体を体系的に一括封鎖——部分施工ではなく、全フロア・全箇所を3日間で一括対処し再発を防止
- テナント様への配慮——ロープアクセスのため建物内への立入なし。9:00〜17:00の昼間施工でテナント様の業務への影響をゼロに
工期・施工体制
| 作業期間 | 3日間 |
| 作業時間 | 9:00〜17:00 |
| 作業員数 | 延べ10名(4名×2日+2名×1日、施工・安全管理含む) |
| 使用機材 | ロープアクセス一式(メインロープ・セーフティロープ・フルハーネス・アンカー) |
| 施工材料 | 防鳥ネット50mm(壁面)・ステンレス製防鳥スパイク(窓水切り)・専用固定アンカー・シリコン系接着剤 |
| 費用 | 現地調査・施工規模によるため個別にお見積もり ※同規模の施工については無料現地調査後にご提示します |
施工結果・担当者のコメント
施工結果
壁面への防鳥ネット50mm施工と窓水切りへのスパイク設置が3日間で完了し、ビル間の凹み部分・ダクト周辺・各フロア窓水切りへの鳩の飛来・定着が完全に遮断されました。施工後は外壁・窓ガラスへの糞落下がゼロとなり、テナント様からの苦情対応も解消されています。
- ビル間の凹み部分・ダクト周辺への鳩の侵入・営巣がゼロに
- 各フロア窓水切りへの鳩の止まりがゼロとなり、外壁・窓ガラスへの糞汚染が解消
- 通行人・来訪者への糞落下リスクが解消し、エントランス周辺の清潔感が回復
- テナント様からの苦情がなくなり、施設管理担当者様の対応負担が大幅に軽減
- 仮設足場なしの3日間施工で、周辺への影響をゼロに抑えながら完工
担当者より
本施工は東京都新宿区四谷のDビルにて、壁面への防鳥ネット50mmとスパイク設置をロープアクセスで3日間・延べ10名体制で完工した事例です。隣接ビルとの間の狭い空間という難所への施工は、ロープアクセスならではの機動性で対応できました。
都市部のビルでの鳩対策では、仮設足場を使わないロープアクセスが周辺環境への影響・コスト・工期のすべてにおいて優れた選択となるケースが多くあります。また、ネット施工とスパイク設置という工法の使い分けが、場所ごとの最適な対処を実現する上で重要なポイントでした。鳩被害は放置するほど糞の蓄積・外壁への腐食・テナント様の印象悪化につながります。早期の専門的な対処が、長期的なビル管理コストを最も抑える選択です。
📋 この施工事例のまとめ
- ロープアクセスで仮設足場なし・3日間での施工完了。都市部の密集したビル環境でも、足場設置コストと周辺影響をゼロに抑えながら壁面全域を対処。
- ネット施工とスパイク設置の工法の使い分けで最適効果。凹み部分・ダクト周辺はネット50mm、窓水切りはスパイクと、場所ごとの最適工法を選定して一括封鎖を実現。
- 全フロア一括施工で再発を防止。部分的な対処では鳩が別の場所に移るだけ。ビル全体の壁面・窓水切りを体系的に3日間で封鎖し、長期的な再発防止を実現。
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この記事を監修しました
吉田 一夫(よしだ かずお)
【経歴・実績】
鳥害対策施工歴: 16年
施工物件数: 累計2,000件以上
保有資格等: 職長安全衛生責任者、高所作業車運転技能講習修了
【ご挨拶】
工場やマンションなど、法人・施設管理者様を悩ませる深刻な鳩被害(鳥害)を根本から解決いたします。
16年間、2,000件を超える現場で培ったノウハウをもとに、防鳥ネットや電気ショック、剣山(スパイク)など、施設の構造と被害状況に合わせた最適な工法をご提案します。
足場を組まない「ロープ作業(無足場工法)」にも対応しており、コストや工期を抑えた高所作業も得意としております。終わらない鳥害にお悩みの担当者様は、まずはお気軽にご相談ください。